占い師の仕事と収入

占い師は稼げるのか

よく勘違いされているのが「占い師は稼げる仕事」だということ。募集案内など見てみると月報酬100万近い報酬例などが掲載されていて、それを見た人が「占い師ってこんなに稼げるんだ!」「占い師って儲かる仕事なんだ!」と勘違いして志望してくるのです。
正確には勘違いではありません。実際に月に100万近く稼いでいる占い師もいるので、たしかに「稼げる仕事」ではあるのです。しかし、占い師全員がこの金額を稼いでいるわけではありません。月に100万以上稼いでいる占い師は、たくさんいる占い師の中の一握りなのです。
占い師は基本的に歩合制の方式で、働けば働いた分お金になります。この「働く」というのはアルバイトの時給などとは違い、完全に仕事をしていなければ出勤していてもお金にはなりません。例えばレジのバイトで1時間働くのと、占い師として1時間働くのを比べたとき、レジのバイトはお客様が来なくてレジで待っているだけでも、その時間もお金になります。時給900円だとしたらお客様が一人も来なくて、ずっとたっているだけでも900円もらえます。それに対して占い師の仕事というのは、待っているだけではお金になりません。お客様が来店して、自分のもとに来て鑑定をしてはじめてお金になります。1時間中20分お客様の相手をしていたらその20分の金額にしかなりませんし、1時間ひっきりなしにお客様が来れば1時間、一人も相手をしなければいくら出勤しても報酬は0になってしまいます。
稼いでいる占い師というのはつまり、それだけたくさんのお客様の鑑定をしているということです。最初からそれだけのお客様に来ていただくのはとても難しいですし、それだけのお客様に来ていただくためには相当な努力も必要でしょう。「占い師は稼げる」という気持ちだけで始めると、きっと後悔すると思います。

占い師の本質

占い師の本質は悩みを抱えたお客様に寄り添い、心の支えになって悩みを解決に導くというものであり、高額を稼ぐ仕事ではありません。時々思ったよりも稼げないから辞めたという占い師の話を聞きますが、私はその人に「じゃあなんで占い師になったんだ」と尋ねたいです。稼ぐために占い師になったのか、と。
私も占い師を本職にして仕事をしていますが、稼げないから辞めるなんて考えは一度も持ったことがありません。だって占い師は稼ぐことが目標じゃないんですから。
そういうことを言うとちゃんと稼げているからそんなことを言えるんだと言われるのですが、私だって稼げているわけではありません。私は占い師を本職にしているので、店舗のオープン時から10時間待機を週に5日しています。さらに空いている時間を利用して電話占いも行っています。合わせて月に200時間以上待機しているにも関わらず、月の収入は35万ほどです。それだけ待機時間に対して鑑定している時間が短いということなのですが、不満は感じていません。感じるとすれば、もっと収入を増やしたいというよりは、より多くのお客様の力になりたいという点です。占い師である以上、お金よりもどれだけ多くのお客様の力になって満足してもらえるかが重要だと思います。